いつもお世話になっているNPO炭鉱の記憶推進事業団のブログ
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「そらち★ヤマの記憶だより」2021年4月28日の記事より。
当会と同じ岩見沢の「岩見沢市SL保存会」が、高齢化と後継者不足で苦労しているとのお話しです。
各地の多くの鉄道車両保存団体では活動する人達の高齢化が、静かに且つ確実に問題になってます。
これではいずれ、せっかく綺麗に今まで保存されてきた車両達に誰も手を入れる事が無くなり、一気に劣化が進んでしまいます。後継者や作業者不足に悩む声も周りからもチラホラ聞こえてきております。
かく言う私たち保存会も、実作業者が足りないと感じております。
当会は会員制の体裁を取っておりますので、毎年会員になって頂いてる方や、寄付を定期的に送ってくださる方々に支えられておりますので、支援してくれる皆様が居る事はとても強い支えになっております。
それでもやはり直接作業に参加する方や、今後整備・維持をして行く人達の確保も切実な問題と感じております。
車両補修作業は、ボランティア活動保険などではカバー出来ない高所作業や電動工具を使った作業が多く、また、ある程度のスキルが必要な作業も有りますので、
いついつに作業をしますので、みんな集まって参加してください!というスタイルの事は出来ません。
使命感と責任感、自己責任を以て活動しなければいけません。
こう書くと非常に大変なイメージも有りますが、作業が好きならとても楽しく、やり甲斐は苦労以上と感じます。
一方、ネット上ではああすれば良いとか、こうするべきだとか非常に元気な発言(笑)をする人達を見かけますが、
この世界は実際に活動してナンボのものというのも事実です。
最初は誰でも素人です。
もし周りや住んでいる町に、人手不足で保存活動に支障を来してる所があれば、活動に参加してみては如何でしょうか?
自分たちの手で歴史を後世に残す活動は、他の事では得がたい経験になりますよ。