赤電にて映画のロケが実施されました。

FBページでも掲載されていたとおり、昨日(1月18日)、当赤電にて某映画のロケが行われました。

26991716_1571801659555378_6838473534323574179_n

残念ながら守秘義務がある関係上、その映画について報告することは叶わないのですが、いずれご報告できる機会が訪れましたら、しっかりとPRさせていただきたいと思っておりますので、どうかご容赦いただきたく存じます。

シーン的にも曇天で、雪がチラチラ降るぐらいが理想的ということだったので、この曇り空は最高のシチュエーションとなった様です。

設定は約20年前ということもあり、それを忠実に再現するために、カメラで写る範囲内のみ赤電車を銀色のカッティングシートによってお化粧し、キハ54を再現していました。これも僅か数日間の作業で、あらためて映画技術の凄さを感じます。

26804906_1571801762888701_4884012953482081173_n

 現場にてご紹介いただいたロケーションマネージャーの方にお話をお伺いすると、SLなどは各地にあるものの、電車等になると途端に数が少なく探すのに苦労をしているとのことでした。

また、実際に運行している電車であったとしても、ロケに使おうとした場合は、臨時列車等を出すための運行会社との折衝が難しく、また、実際に走行している電車等で撮影しようとしても、そのダイヤを乱すことができないので、シーンの設定等を考えると現実的ではないとのこと。結局、この様に仮設に費用がかかったとしても全く問題ないそうです。

そのような事もお伺いし、あらためてこの赤電の可能性を感じた次第です。

 

そして、初めて目にする映画撮影で、そのスケールの大きさを感じたのですが、このシーンを撮影するための大勢のスタッフの方々。聞いたところによると約80名!

26815285_1571801616222049_1417682950732669270_n

恐らくこの場面が実際に映画で使用される時間は5分程度になるのではないか?と想像されていることから、映画の世界におけるこだわりの質の深さを感じることができました。

本当に大勢の方々のエネルギーが一つの作品に集約されていく映画の凄さを垣間見た思いです。

26733392_1571801806222030_6346044329708813389_n

尚、昨日、無事に収録が終わっていますので、この仮装がされているのはあと僅か数日の期間です。もしかしたら今日すでに復旧作業が行われているかもしれませんので、もしこのレアな姿を見てみたい方がいらっしゃいましたら、一刻もはやく現地に足を運ばれることをオススメいたします。

26907273_1571801719555372_3500179792966699085_n

 

ちなみに・・・

本映画の公開は、恐らく2年後ぐらいになるのではないかと聞いています。

もし情報解禁となりましたら、積極的にPRしたいと思っていますので、その時は宜しくお願い申し上げます。

*本赤電、、かなり劣化が進んでしまっておりますので、雪が融けたらまた補修作業に勤しみたく思います。当岩見沢赤電保存会では、主旨に賛同していただける方々の参加・寄付を募集しております。本webサイトからでもお申込できますので、是非お気軽にご参加いただけると幸いです。

 

〈岩見沢赤電保存会世話役 平野〉